日別アーカイブ: 2026年1月19日

奏心のよもやま話~第19回~

皆さんこんにちは!
奏心、更新担当の中西です!

 

型枠は“コンクリートの型”。通り・鉛直・水平・面の平滑のすべてを可視化して作る工程です。仕上がりは“型枠で8割決まる”。ここでは、材料選定→建て込み→締付け→防漏→脱型→補修までを、圧送・振動・温度に耐える“剛性設計”の視点で解説します。📏

 

1. 材料・下準備
• 面材:反り・欠けを選別。露出面は良材を優先し、再使用回数を記録。
• 桟木・根太:スパンと荷重でピッチを設計。短辺受けの有無が面の平滑に効く。
• セパレーター:かぶりを司る。長さ誤差と座金径で締付けの均一性が決まる。

 

2. 建て込み(“最初の1枚が命”)
• 基準板:最初の1枚で通り・鉛直を出す。レーザー・下げ振り・墨で三重チェック。
• 目違い:隣板の段差は後補修のコスト大。面木の連続性を前日確認。
• 根巻き:漏れ防止にモルタル目地や止水材。ベース打継ぎはレイタンス除去。

 

3. 締付け・側圧(“打設を想像する”)
• フォームタイ/セパ:ピッチ密は善。特に打継ぎ・コーナーは過密でもOK。
• 側圧の目安:コンクリ温度・スランプ・打込み速度で増。厚めの座金+段階締めでふくらみ抑制。
• 受け:まぐさ・締め代・控えで面のたわみを抑える。

 

4. 漏れ・ふくらみ対策🧯
• 漏れ:目地テープ・スポンジ・シーリング。前日仕込みが鉄則。
• 離型剤:薄く均一。塗りムラは色ムラ・付着に直結。
• 見張り番:打設中に面を目視、たわみ兆候で即増し締め。

 

5. 脱型・補修・再使用♻️
• 脱型時期:温度と強度発現を見て判断。早すぎは角欠け、遅すぎは工期ロス。
• 補修:ピンホール・目違い・ジャンカは早期に。原因の再発防止まで記録。
• 清掃・保管:面材の端部養生で次回も平滑に。

 

6. 品質検査と写真
• 項目:通り・鉛直・幅/せい・セパ長・ピッチ・面木・開口位置・漏れ止め。
• 写真:セパ番号が読める角度、面木連続、根巻き、座金増しの近接。

 

7. NG→是正🙅‍♂️→✅
• コーナーふくらみ:締付け不足。→コーナーでセパ過密、座金大径化、控え追加。
• 漏れ跡:目地処理不足。→前日処置+試し水、混和材条件に応じテープ選定。
• 角欠け:脱型早過ぎ。→養生延長と角面木の見直し。

 

8. ケース:高スランプ×夏季打設
• 高温・高スランプで側圧上昇。座金サイズUP+段階締め+打込み速度抑制で面のふくらみを回避。型枠見張りを一人専任。

 

9. チェックリスト ✅
☐ 面材の反り・損傷と再使用回数
☐ セパ長・ピッチ・座金径
☐ コーナー・打継ぎの過密締付け
☐ 目地の前日処理・離型剤の均一塗布
☐ 脱型時期・補修手順・写真

 

まとめ:型枠は“精度の器”。1枚目の基準×段階締め×前日仕込みで、ふくらみ・漏れ・角欠けを先回りで潰しましょう。次回はコンクリート配合へ!🥽
追補:側圧・剛性・漏れ止めの“詰め”と雨天運用 🧯

 

• 側圧の考え方:コンクリ温度・スランプ・打込み速度で増大。コーナー・打継ぎはセパ過密+大径座金で安全側に。
• 面の平滑:短辺受けをサボらない。面材の反りは光で見る(斜光検査)。
• 漏れ止め:目地テープ・スポンジ・シーリングは前日仕込み、試し水で漏れルートを潰す。
• 雨天:離型剤が流れる→再塗布。足元養生と排水の一筆書きを用意。
• 脱型時期:温度履歴と強度発現を見て決める。早過ぎ=角欠け、遅過ぎ=工期ロス。

 

ケース:高スランプ×夏
• 段階締め+打込み速度抑制+見張り専任でふくらみゼロ。コーナーは座金サイズUPで面を守る。📐

 

 

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